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六四天安門事件を忘れるな


永久に歴史に記憶されるべき天安門事件


[2019.6.4]




民主化を求め、北京・天安門広場に集結した学生や市民達 (1989年5月4日)
(C)AFP・時事



「北京大虐殺」として語り継がれるべき世界史的事件


 民主化を求める学生や市民達を中国人民解放軍が武力で鎮圧した「天安門事件」から、この6月4日で30年になります。

 事件以降、中国国内では天安門事件について語る事は一切タブーとされており、現在でも中国国内でネット上で当該事件について触れた場合は逮捕拘留されるという厳しい言論統制下にあります。

 そのため、中国国内の30代以下の若い世代で、天安門事件について知っている人は皆無と見られます。

 このままでは、あと半世紀もすれば、中国において天安門事件を知る人は誰もいなくなることでしょう。

 しかしながら、首都の中心部において政府が無抵抗の自国民を大虐殺したという事件は、人類が決して忘れ去ってはならない歴史であります。

 1989年4月15日、胡耀邦元総書記の追悼の為に学生達が自然発生的に天安門広場に集まった事を契機に、やがて政治改革を求める約10万人もの学生や市民が天安門広場に集まり、大規模な民主化運動へと発展しました。

 これに対し、鄧小平を最高権力者とする中国当局は、5月19日に北京市に戒厳令を宣言し、6月3日夜から軍を投入し、4日未明にかけて、戦車や銃剣によって学生や市民達を弾圧しました。

 この天安門事件の死者数は、これまで数百人~1千人以上と、様々に推計されていました。

 中国当局は、1989年6月末の声明で、「北京では市民200人と治安部隊数十人が死亡した」と発表していました(その後、死者数は319人と修正)。

 ところが、当時のアラン・ドナルド駐中国英国大使が1989年6月5日付で英国政府に報告した極秘公電が、一昨年の2017年10月に機密指定から解除され、天安門事件で中国軍が殺害した人数が「少なくとも1万人以上」であった事が明らかにされました。

 「死者が1万人以上」となれば、実際上の規模としては、日本軍による「南京大虐殺」として知られる南京事件にほぼ相当します。

 1937年12月の南京事件の直後に行われた米国のスマイス調査において、南京事件の死者数が6千6百人~1万2千人と記録されていた事実を鑑みれば、1989年6月4日の天安門事件は、「南京大虐殺」に匹敵するか、さらにそれを上回る虐殺事件であった事になります。

 因みに、1937年当時の南京市の人口は20万人であったにも関わらず、現在の中国共産党は、「南京大虐殺で殺害された中国人の数は30万人」などと主張し続けています。

 中国共産党は、南京事件における1万人前後の犠牲者を「30万人」と誇張する一方で、天安門事件の1万人以上の犠牲者を僅か「319人」と発表するなど、歴史を捏造して、自国民のみならず全世界を騙し続けているのです。

 天安門事件は、もはや「北京大虐殺」と呼んでも差し支えないレベルの世界史的事件であると言えます。

 しかも南京事件の時のような戦争状態ではなく、1989年の平時において、政府が自国の市民を大量虐殺したのですから、これほど酷い話はありません。

 六四天安門事件は、中国国民のみならず、全人類が決して忘れてはならない負の歴史として、未来永劫にわたり語り継がれてゆくべきでしょう。






天安門広場に集まった人々に呼びかける民主化運動の学生リーダー (左から柴玲、ウアルカイシ、王丹)     (C)AFP・時事





天安門広場で外国報道陣に声明を読み上げる王丹     (C)AFP・時事




毛主席記念堂の前で「民主の女神」像の除幕     (C)AFP・時事





1989年6月3日夜、武力鎮圧に乗り出す軍兵士     (C)AFP・時事




負傷者の救護にあたるデモ参加者達     (C)AFP・時事




学生と軍との衝突で負傷し荷車で運ばれる女性     (C)AFP・時事




戦場と化した天安門広場     (C)AFP・時事




安置されたデモ参加者らの遺体     (C)AFP・時事




1989年6月4日、長安街にて戦車の行く手を阻む男性     (C)AFP・時事




武力鎮圧後、長安街で警戒に当たる人民解放軍     (C)AFP・時事












《財団概要》

名称:
一般財団法人 人権財団

設立日
2015年 9月28日

理事長:
牧野 聖修
(まきの せいしゅう)




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